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深海のパンツァー
第13章 11-セイレーンの涙
マリアのおかげで紅葉は綺麗な顔に戻った。
このまま故郷の土に埋めてやりたい。
そう思いながらも天津軍では戦死した遺体を持ち帰ることは軍規違反だ。

だが、過去の敵対勢力“大和連合”は髪の毛を家族に届ける習慣があった。
紅葉は大和連合で生まれた妖魔だ。
彼女の家族に髪を届けることはできない。ジャスティス改は沈むのだから。

それでも同族の姑獲鳥たちは甲板で略葬をあげた。
大事な写真、子供たちからの持たされたであろうお守りを防水処置して彼女と一緒に納体袋におさめた。

そして、ジャスティス改から彼女を海へと沈める。

天津でもロージアでもない海に。



--*--

「ヤールングレイプルは動くな?」

艦橋に戻る紫苑は管制員に問う。
ヤールングレイプルなどという武装はジャスティス改にない。
だが、それがメテオ発射管1基のことだと察する。

「はっ」

「……敵艦は海の中にいる。そして生物と同じく呼吸のため浮上することがわかった。ヤールングレイプルで広い海域を焼き払う。ヤツが浮上した時にな」


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