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若頭…少女に恋をする。
第13章 デート 右京タジタジ。
変わっていく心和の態度に、本気で驚かされてしまう。


戸惑いながらも…嬉しいと言う気持ちが勝っている。



「飯食ったし…どうする?モール内ブラブラするか?」



「そうですね…私雑貨屋がみたいです!」

「それじゃ…ボチボチ行くか…。」



会計を済ませ…洋食店から出た俺ら。

「あっ……ルナルナだ…」


店の前にはゲーセンがあり、心和はバタバタとそのゲーセンにあるクレーンゲームの所へと行ってしまった。


クレーンゲームの機械にへばり付く心和。

俺も仕方なくそこの場所へと向かった。


「可愛いな…このキャラクター」


はしゃぐ心和…。 正直なんのキャラクターかは俺には分からんが、めっちゃ気になってる様子だ。


普通の男なら…取ってやるのが正解だよな…。


心和に歩み寄りながら



「取ってやるよ。」



「本当に?取れますか?」



「俺を誰だと思ってやがる?こんなぬいぐるみ取るなんて朝飯前だ(笑)」



「じゃ…紺色のキャラクター取って貰えますか?」


「よっしゃっ…イッチョ行くか!!」


久しぶりのクレーンゲーム。軽く手を鳴らし気合いを入れて挑んでみた。



朝飯前と言っときながら…一回目はあえなく失敗で終わった


「あっ……残念……もうちょっとだったのに。」


心和は軽く…ショックを受けてる。


「久しぶりしたから、腕が鈍ってんだ、今のは軽い腕ならしだ」

と見苦しい言い訳をし…コイン入れに500円玉を入れた。
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