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Dolls…
第19章 泣きながら、あなたを…
お風呂上がりにバスローブを来て、椎葉さんに会いたくないなんて完全に一悶着あったのだとバレてる。

勘のいい安藤さんの事だからきっともう気づいてる。

「……わかった。秋人には言わない」

「あ…、ありがとうございます」

何かを察したかのような安藤さんの声。

ほら、やっぱりバレてしまってる。


私が過剰に反応したから安藤さんは気づいたんだ。

私の背中の傷も、そしてその傷がどうやって付いたのかも安藤さんはきっと全て見抜いてる。

全て、というよりそういう行為が行われたと言うことは少なからずバレてるだろう。

そう思うと何だか恥ずかしいけど…。


「ねぇ、椿ちゃん。1つ聞いてもいい?」

「あ、はい…」


恥ずかしさで俯く私に安藤さんが優しく訊ねてきた。

安藤さんが私に聞きたいこと?

何だろう…。

"秋人と何してたの?"なんて聞かれたら答えづらいなぁ…。


安藤さんが私に聞きたいこと。

その質問内容が怖くて若干俯きながら安藤さんの声に耳を傾けると…





「椿ちゃん、もしかして秋人の事が好きなの?」














━━━━━━━え?














その質問は、私の中の何かを破壊した。

それは、決して口にしてはいけない言葉。

認める訳にはいかなかった感情。











だけど、当の私は…、心ではそれを感じていたが頭では違うと否定し続けていた。

今も往生際が悪いくらいに。

「な、何ですか?急に…」

「ごめん、いきなり。でも、椿ちゃんを見てたらそんなふうにしか見えない。顔は真っ赤だし秋人の名前を出しただけで動揺してるし…」

動揺…?

私が?椎葉さんの名前を聞いただけで…?



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