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Dolls…
第23章 危険な香り
不審に思いながら恐る恐るドアに耳を当てて外の会話に耳をすませると…
『尚人っ!!てめぇ、どういうつもりだっ!!』
━━━━━━耳に飛び込んで来たのは
「し、椎葉さん…?」
ドアの向こうから聞こえて来た玄関モニターのスピーカーから聞こえてるであろう来客者の声。
その声は…
さっき電話越しに聞いた声。
何度も何度も私の頭の中で再生されて、夢の中では繰り返し、嫌と言うほどに聞いた…、椎葉さんの声だった。
ドックン、ドックン、ドックン…
どうして、椎葉さんがここに…?
「…くす。秋人、何でお前がここに?」
『てめぇに用があって電話をかけたら椿が出た。びっくりして車すっ飛ばして来たんだよっ!何で椿がお前のマンションにいるっ!?』
「それでわざわざ?」
『話してる最中にいきなり電話が切れたから心配したんだっ!てめぇ、椿に何を…』
椎葉さん…
このマンション、玄関の向こうに椎葉さんが来てるんだ。
玄関のドアの向こうかエントランスかはわからないがすぐそこに椎葉さんが来てるんだ。
助けを求めるなら今だ。
「…………………っ!!」
━━━━バタンッとドアを開けて趣味部屋から飛び出すと、そこは玄関の真ん前の部屋だった。
さっきは逃げるのに必死でちゃんと見てなかったんだ。
そして、安藤さんは
安藤さんはその傍らの玄関モニターで椎葉さんと話してる。
勢いよくドアを蹴り破る勢いで出て来た私を見て安藤さんは嬉しそうだったが、とにかく私は椎葉さんに助けを求めようと安藤さんのすぐそばまで駆け寄って……。
『尚人っ!!てめぇ、どういうつもりだっ!!』
━━━━━━耳に飛び込んで来たのは
「し、椎葉さん…?」
ドアの向こうから聞こえて来た玄関モニターのスピーカーから聞こえてるであろう来客者の声。
その声は…
さっき電話越しに聞いた声。
何度も何度も私の頭の中で再生されて、夢の中では繰り返し、嫌と言うほどに聞いた…、椎葉さんの声だった。
ドックン、ドックン、ドックン…
どうして、椎葉さんがここに…?
「…くす。秋人、何でお前がここに?」
『てめぇに用があって電話をかけたら椿が出た。びっくりして車すっ飛ばして来たんだよっ!何で椿がお前のマンションにいるっ!?』
「それでわざわざ?」
『話してる最中にいきなり電話が切れたから心配したんだっ!てめぇ、椿に何を…』
椎葉さん…
このマンション、玄関の向こうに椎葉さんが来てるんだ。
玄関のドアの向こうかエントランスかはわからないがすぐそこに椎葉さんが来てるんだ。
助けを求めるなら今だ。
「…………………っ!!」
━━━━バタンッとドアを開けて趣味部屋から飛び出すと、そこは玄関の真ん前の部屋だった。
さっきは逃げるのに必死でちゃんと見てなかったんだ。
そして、安藤さんは
安藤さんはその傍らの玄関モニターで椎葉さんと話してる。
勢いよくドアを蹴り破る勢いで出て来た私を見て安藤さんは嬉しそうだったが、とにかく私は椎葉さんに助けを求めようと安藤さんのすぐそばまで駆け寄って……。