この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
Dolls…
第24章 秘密の人形



「くすくす…、椿ちゃん、いいこと教えてあげようか?」

「え…?」

「椿ちゃんが、ずーっとずーっと知りたかった事…」







━━━━━━ドキッ


私が…、知りたかった事…?

何、それ…?






嫌な予感がした。

そんな嫌な予感を抱えながら私は胸の高鳴りを押さえながらゆっくりと安藤さんの方を振り返った。

安藤さんは尚も私に背中を向けたまましゃがみこんでいる。




私が知りたかった事…?




「な、何の事ですか…?」

「今更とぼけなくてもいいじゃん」



一体何の話をしてるのかさっぱりわからなかったが、ただ1つ言える事。

安藤さんの台詞に耳を貸してはいけないという事。

これは、何かの罠だ。

何か…、私を誘惑して脅迫するつもりだ。

私の胸がざわつく。

嫌な予感が頭を過りこれまでにないくらい心臓がドキドキと高鳴り出してる。






「だから、一体何を━━━━━」

「知りたいんでしょ?秋人の母親の事…」












━━━━━っ!!



椎葉さんの…、お母さん…。




そう。

椎葉さんの屋敷で…、椎葉さんと安藤さんが揉めてた原因の人。

椎葉さんのお母さん。

椎葉さんと椎葉さんのお母さんの間には何かがある。

それは2人の会話を聞いてるだけで容易にわかった。

ただ、椎葉さんとお母さんの間に何があったのかは結局わからずじまいで曖昧になったままだった。


「知りたいんでしょ…?」

「………っ!!」


まるで私を誘惑するように小さな声で語りかけてくる安藤さん。



今更椎葉さんのお母さんの事を知ったところで何になると言うの?

だって、私は椎葉さんに振られたんだし、椎葉さんももういない。

知ったところでどうにもならない。


/559ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ