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Dolls…
第24章 秘密の人形
それまで話してくれていた安藤さんが急に黙りこみ俯いてしまった。
まるで、そこから先を語りたくないかのように。
嫌な予感が私の胸を更に締め付ける。
「……………。」
「安藤さん…?」
「…………………。」
「あの…、まさか━━━━━━」
━━━━━━ゴトンッ
静まり返る空気を裂こうと声をかけようとしたその時。
マグカップを持っていた私の両手が急に痺れだして、マグカップを床に落としてしまった。
━━━━━え?
何、これ…?
足元を見ると転がったマグカップと床に溢れたキャラメルラテ。
マグカップを拾おうにも…、手に感じてた痺れが全身に回り体が動かなくなっていた。
な、何…?
体が…、力が入らなくて体が動かない…。
何よ、これ?
これから…、確信に迫ろうとしたところだというのに…。
「くすくす…。やっと効いてきた?」
「……え?」
その声に安藤さんの方に視線を向けると安藤さんはニヤリと笑いながら立ち上がった。
そしてそのまま、体が動かなくなった私の事をニヤニヤしながら見下ろしてきた。
…効いてきたって何が?
これは、一体…。
オロオロする私の目に写ったのは足元の床に溢れているキャラメルラテ。
まさか…。
「危機感が無さすぎるんだよ、椿ちゃんは…。そこが可愛いんだけど」
まさか、このキャラメルラテの中に…?
「あ…、この…、キャラメルラテ…」
まさか、このキャラメルラテの中に何かの薬を…?
だから、急に体が動かなくなったの?
安藤さんは初めからそのつもりで椎葉さんの過去の話を…?
まるで、そこから先を語りたくないかのように。
嫌な予感が私の胸を更に締め付ける。
「……………。」
「安藤さん…?」
「…………………。」
「あの…、まさか━━━━━━」
━━━━━━ゴトンッ
静まり返る空気を裂こうと声をかけようとしたその時。
マグカップを持っていた私の両手が急に痺れだして、マグカップを床に落としてしまった。
━━━━━え?
何、これ…?
足元を見ると転がったマグカップと床に溢れたキャラメルラテ。
マグカップを拾おうにも…、手に感じてた痺れが全身に回り体が動かなくなっていた。
な、何…?
体が…、力が入らなくて体が動かない…。
何よ、これ?
これから…、確信に迫ろうとしたところだというのに…。
「くすくす…。やっと効いてきた?」
「……え?」
その声に安藤さんの方に視線を向けると安藤さんはニヤリと笑いながら立ち上がった。
そしてそのまま、体が動かなくなった私の事をニヤニヤしながら見下ろしてきた。
…効いてきたって何が?
これは、一体…。
オロオロする私の目に写ったのは足元の床に溢れているキャラメルラテ。
まさか…。
「危機感が無さすぎるんだよ、椿ちゃんは…。そこが可愛いんだけど」
まさか、このキャラメルラテの中に…?
「あ…、この…、キャラメルラテ…」
まさか、このキャラメルラテの中に何かの薬を…?
だから、急に体が動かなくなったの?
安藤さんは初めからそのつもりで椎葉さんの過去の話を…?