この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
Dolls…
第24章 秘密の人形
安藤さんが私の体の上に覆い被さるように倒れてきた。
片手でジャージのズボンをずらし、唇は私の首元を這うようにキスしたり。
「や、あ…っ」
今は手足を動かす力しか残ってない…。
体の一部を動かすのが精一杯だ。
蹴り飛ばすことも跳ね退けることも出来ない…。
「いやっ!やめてっ!!さ、触らないで…っ」
椎葉さんが触れてくれたところは温かくて幸せな気持ちになれるのに、安藤さんが触れたところは焼き印を押されたみたいに酷く痛い。
不快感しかない。
私が…
私が触れて欲しいと思ってるのは、椎葉さんだけ…。
「ふっ、ぐす…っ」
「……椿ちゃ」
私が触れて欲しいのは椎葉さんだけ。
椎葉さん以外には触れて欲しくない。
なのに、椎葉さん以外の人に触れられてるというのにろくな抵抗も出来ずいいようにされてしまう。
そう思っただけで悔しくて涙が出て来た。
瞳いっぱいに溜まった涙が米噛み部分に流れ落ちて行く。
「ぐす…っ」
私の涙に焦ったのか安藤さんの動きが止まる。
涙で滲んでよく見えないが…、私を労るというよりかは面倒臭い、と言った表情を浮かべている。
「そんなに…、秋人の事が…」
だけど、私が泣いてるのはそれだけじゃない。
安藤さんに触れられて悔しいけど、それだけの涙じゃない。
「う、嘘だったの…?」
「え?」
「さっき…、話してくれた椎葉さんの話…」
もしあの話が安藤さんの作り話なら、そんな手に引っ掛かった自分が情けない。
作り話にしては妙に手が込んだ内容だったけど、あれは全部私をいいようにしようとした嘘?
安藤さんならやりかねない。
片手でジャージのズボンをずらし、唇は私の首元を這うようにキスしたり。
「や、あ…っ」
今は手足を動かす力しか残ってない…。
体の一部を動かすのが精一杯だ。
蹴り飛ばすことも跳ね退けることも出来ない…。
「いやっ!やめてっ!!さ、触らないで…っ」
椎葉さんが触れてくれたところは温かくて幸せな気持ちになれるのに、安藤さんが触れたところは焼き印を押されたみたいに酷く痛い。
不快感しかない。
私が…
私が触れて欲しいと思ってるのは、椎葉さんだけ…。
「ふっ、ぐす…っ」
「……椿ちゃ」
私が触れて欲しいのは椎葉さんだけ。
椎葉さん以外には触れて欲しくない。
なのに、椎葉さん以外の人に触れられてるというのにろくな抵抗も出来ずいいようにされてしまう。
そう思っただけで悔しくて涙が出て来た。
瞳いっぱいに溜まった涙が米噛み部分に流れ落ちて行く。
「ぐす…っ」
私の涙に焦ったのか安藤さんの動きが止まる。
涙で滲んでよく見えないが…、私を労るというよりかは面倒臭い、と言った表情を浮かべている。
「そんなに…、秋人の事が…」
だけど、私が泣いてるのはそれだけじゃない。
安藤さんに触れられて悔しいけど、それだけの涙じゃない。
「う、嘘だったの…?」
「え?」
「さっき…、話してくれた椎葉さんの話…」
もしあの話が安藤さんの作り話なら、そんな手に引っ掛かった自分が情けない。
作り話にしては妙に手が込んだ内容だったけど、あれは全部私をいいようにしようとした嘘?
安藤さんならやりかねない。