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Dolls…
第25章 最後の真実
━━━━椎葉さん以外の人に触れられたくない…━━━━━。
「安藤さ…っ、いやぁぁっ!!」
体の自由が利かないまま、防音が効いてる密室で安藤さんにムリヤリ。
悔しいけど今の私には大声で怒鳴るように懇願するしか出来ない。
だけど、私の懇願は安藤さんの欲求を煽るだけ。
「やめ…っ、あぁっ!」
安藤さんの熱い唇が太股の内側をソロソロと這いずり回る。
出したくもないのに…、無意識のうちに甘い叫び声が私の口から漏れる。
慌てて下唇を噛み締めたが、私の反応を安藤さんは見逃してなかった。
「薬の副作用で全身の神経がヤラれてるみたいだね」
「ふぅ…くっ」
椎葉さん以外の人の愛撫で感じたくない。
椎葉さん以外の人の唇や舌や指で…、反応したくない。
噛み締めた唇の隙間から熱い吐息が漏れる。
声を押し殺すほどに声帯が絞まっていくみたいで喉が痛い。
安藤さんの言う通り神経がおかしくなってる。
下唇を噛み締めたままじゃいつまでも保たない…。
と、言うより体が動かないんじゃ抵抗も出来ないのだから、何れは…。
「そんな我慢しないで。感じたままに鳴いてみな」
安藤さんの人差し指が太股の内側をツゥーッとなぞった。
それだけで…
「ひぃっ!あっ!」
くすぐったいような変な感覚に襲われた。
こんな声、出すつもりはないのに。
「ここからなら、丸見えだけど?」
「……へ?」
「秋人の躾のお陰?まだ触れてもいないのに…」
━━━━━っ!!
その言葉にハッとした。
安藤さんは今、私の足の隙間にいる。
煌々と明るい室内で大きく開かされた私の足の隙間。
安藤さんの位置からだと…、ソコは丸見えだ。