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Dolls…
第4章 瞳の奥
「う、嘘つき…っ、あっ!約束が…あぁんっ!!」

気持ちいいって認めたらやめてくれるって言ったのに、なのにどうしてまだ続けてるの…?

不意を突かれたかのように止む気配がない手つきに恐怖を覚えた。

本当にこのまま壊されてしまうんじゃ…?

「次はちゃんと"イク"って、自分の口で言ってみろ」

「な…っ、そんな…っ、あんっ」

さっきの台詞だけでも恥ずかしかったのに、今度はそんな台詞を…?

出来るわけない、言えるわけないっ!

そんな恥ずかしい台詞、口が裂けたって言えない!

「やめて…っ!ほ、本当にも…あぁぁぁっ!!」

さっきからイカされてるせいでソコは敏感になってるし我慢も限界に来てる。

これ以上は我慢出来ない…っ。

体の奥が沸々と沸騰してるみたいだ。

「許し…っ、許して下さ…っ!!あぁっ!あんっ!!」

「ちゃんと自分の口で言え。じゃねぇといつまでも終わらねぇぞ?」


そんな…

そんな恥ずかしい台詞を…?

けれど、本当にこのままじゃ…

ソコから響き続ける機械音と椎葉さんの腕。

早く、早く楽になりたい…っ!

早く解放して…っ!


「あっ、…クッ!あぁああっ!!…イッ」

「あ?聞こえねぇよ」

「あ━━━━━」


おかしくなってしまう…っ。

本当に…、壊れてしまうっ!


私の頭の中の理性やプライドが音を立てて、プツリと切れたような気がした。



「ああああっ!!イクッ…イクッ、イクぅ…っ!!あぁぁっ!!イッちゃ…、もぅやめてっ!!ひぃ、あぁぁんっ!!」



知らぬうちに、腕を縛っている縄を握り締めていた。

表面が荒い麻縄を握ったらせいで手のひらが少し痛んだ。










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