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妖婦と呼ばれた女~哀しき恋歌~
第4章  【弐】
「どうして、そのように思う」
「それは、お母上さまなれば―」
 幼い我が子が庭の花を摘んで花束に―、母親としての歓びを噛みしめる瞬間ではないのだろうか。だが、嘉宣はいつになく暗い顔でかぶりを振った。
「あの母上がお歓びになどなるものか。俺が差し出した花束を、母上はさも汚いものに触れるかのようにその場で放り投げた」
「そんな、まさか」
 橘乃の方が衝撃に蒼褪めた。
 橘乃を無表情に見つめ、嘉宣が肩を竦める。
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