この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
妖婦と呼ばれた女~哀しき恋歌~
第4章  【弐】
 事もなげに言う嘉宣に、橘乃は真顔で頷いた。
「殿はあの歌に今の殿のお気持ちを託したと仰せになられました。橘乃は、殿のそのお気持ちが嬉しいのでございます」
 あの歌は一昨日も昨日も今日も逢ったけれど、明日もまたあなたに逢いたい―、そういった意味だ。女に切ないほどの恋慕を抱く男の心が切々と伝わってくる。
 あの歌を嘉宣が自分に贈ってくれたと考えだけで、橘乃は涙が出そうになるほどの歓びを憶えた。
/350ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ