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妖婦と呼ばれた女~哀しき恋歌~
第4章  【弐】
 その朝、床に伏せっていた橘乃の枕許に浪江が薬を運んできた。
 橘乃の悪阻はいまだに続いている。頑固な吐き気が彼女を悩まし続け、そのせいで、一日中伏せっていなければならない。浪江に言わせれば、妊娠初期の特徴の一つゆえ、安定期に入れば自然に治まるという。
―大丈夫でございますよ。あとひと月も経てば、直にお楽におなりあそばされますから。
 浪江に言われると、まるで母親に諭されているようで、不思議と安心できた。
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