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妖婦と呼ばれた女~哀しき恋歌~
第4章  【弐】
 嘉宣は烈しい形相で橘乃を睨みつけると、その手から粉薬を奪った。まるで狂人のように掴み取った薬を持って走ってゆく。
 部屋の片隅にあるギヤマンの金魚鉢に近寄ると、薬の中身をざっと注いだ。
 張りつめたような静寂がその場を包む。
 浪江も橘乃も息をすることも忘れて、その金魚鉢を凝視していた。
「あっ」
 先に声を上げたのは浪江だった。
 普段から気丈で滅多と取り乱すことのない浪江が指さして震えている。
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