この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
妖婦と呼ばれた女~哀しき恋歌~
第5章 【参】
 対面は来客用の座敷で行われた。母を待たせてはならぬと政務も途中で放り出し、嘉宣は勇んでやってきた。
 むろん、表情に出すのはあまりにも情けないので、極めて冷静にふるまった―つもりだ。
 だが、春瑶院は嘉宣の沸き立つ胸中など頓着する様子はまるでなかった。
「母上さまがわざわざお越し下されるとは、思いも掛けぬことにございます」
 親子とはいえ、今は嘉宣が藩主であり、木檜氏当主である。従って、嘉宣が上座に座り、春瑶院はやや離れて下座に位置する。
/350ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ