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妖婦と呼ばれた女~哀しき恋歌~
第5章 【参】
 かすかな動きが伝わってきて、自然に笑みが零れる。腹の赤児は順調に育ち、年が明ければ直に六ヵ月を迎える。既に着帯の儀も終え、二、三日前からは胎動を感じることができるようになった。帯の上からも膨らんだお腹はそれとはっきり判るようになった。
 橘乃の懐妊は着帯の儀と同時に公表され、先代藩主から仕えてきた古参の重臣たちは、皆、この慶事にはらはらと嬉し涙を零した。
 その一方、稀代の妖婦との異名を取る橘の御方の懐妊を歓迎すべからざる事と受け止める輩はけして少なくはなかった。
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