この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
妖婦と呼ばれた女~哀しき恋歌~
第5章 【参】
 腹の子は男の子だ。何故か、不思議と橘乃にはその自覚があった。他人が聞けば、生まれる前から益体もないと笑われるだけだろうが、橘乃には根拠はないけれど、ある確かな予感があった。
 男子を生めば、橘乃の立場は盤石となる。嘉宣には正室はいない。ゆえに、嫡子を生んだ橘乃が世継の生母〝お袋さま〟としての尊崇を受けることになるだろう。
 あと少し、もう少し待てば、すべては完了する。邪魔者を消せば、後は月が満ち、この子が生まれ出てくるのを待つだけ。
/350ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ