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妖婦と呼ばれた女~哀しき恋歌~
第6章  【四】
「それでは、殿。それがしはこれにて失礼仕りまする」
 玄馬が逃げるように部屋を出てゆく。
 こんなことも珍しいことだ。大抵であれば、一刻余りはここにいて、他愛ない想い出話―嘉宣がまだ菊丸と称していた幼少時の話などに耽ってゆくのだが。
 しかし、嘉宣は玄馬の不自然な態度にもさして心を払わなかった。
 あれは、嘘をつくような男ではない。玄馬が橘乃は生きているというのなら、大丈夫、橘乃は無事でいるはずだ。
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