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妖婦と呼ばれた女~哀しき恋歌~
第7章 【終章】
 空を振り仰ぐと、赤や黄に染まった色とりどりの葉が重なって何とも色鮮やかな自然の天蓋を形作っている。
 風の音、池の鯉の跳ねる音、鳥の啼き声、踏みしめる落ち葉の乾いた呟き。
 音は絶え間なくあったが、庭の中には心に滲み入る静けさがあった。
 橘乃が側からいなくなって、はや幾つの季節が巡ったのか。橘乃がいなくなっても、季節はうつろい、樹々はこうして色づき、花は開く。
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