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妖婦と呼ばれた女~哀しき恋歌~
第3章 【壱】
 一見、清楚で浄らかそうで、儚げでいながら、その底に途方もない情熱を秘めているような花だ。どこか、あの橘乃という娘に似ているような気がした。
 嘉宣は眼を細め、庭の金盞花に眺め入った。
 庭先から風が吹きつけてきて、花の香りを運んでくるが、かすかな残り香が花のかおりなのか、あの女の移り香なのかは判らない。
 真昼の昼下がりの風はどこか生温かい。嘉宣は、ただ風に吹かれるに任せていた。
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