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妖婦と呼ばれた女~哀しき恋歌~
第4章 【弐】
その無垢な橘乃の身体を嘉宣はあっさりと作り替えた。恐らく嘉宣は橘乃当人よりも彼女の身体のことを知っているのではないか。どこをどうすれば、橘乃がどんな反応を示し、どんな声を上げるか。
自分でさえ触れたことのない場所に触れられるどころか、時には指だけでなく舌で触れ責められることもある。最初は死ぬほど恥ずかしかったけれど、慣れると怖ろしいことに、今度は死ぬほど気持ち良く感じるようになった。
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