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オレサマ的な王子さま**
第1章 突然舞いふる

「大石に突然で悪いが、辞令がおりた」

「私何かミスしましたか?」


「そうじゃないんだ、社長直々に
指名して来た。」

「この間秘書は代わったばかりでは?」


「そうなんだけどな、あの社長仕方ないんだ」



私が?何故?


「秘書ですね」

「ちゃんと社長に奉仕しろよ」



奉仕しろよ?何なの?




「じゃあ今から行ってくれないか?」

早く行ってくれ?
我が儘社長を静めてくれ。


「わかりました、大石 夕夏行ってまいります」



最上階なんて 雲の上
ぺいぺいな私がまたなんで?

飲み屋でもあるまいし、指名が入るわけ?




社長室の前で深呼吸してドアをノックした


ドアが開くなり
「遅い、いつまで待たすのか?」

「すみませんでした 今日から・・・」


挨拶もそこそこに、

「お前彼氏いるのか?」

「はい、います」

「早急に別れろ」

「はぁ?」

「彼氏なんぞ、いらん俺様が満足させてやる」

「意味わかりません」


「俺様に奉仕するのに、他の男はいらん」 「はぁ?」 「とにかく、いやんからな」
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