この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
曖昧☆Bboys
第52章 大人の対応

「そんなっそこまで紅林さんに甘えられませんっ」
「こうやって聞いてしまった以上放ってはおけない。今君は独りぼっちなんだから」
「そうですけど...」
「一人の人間がこの世に誕生する手伝いだよ。おめでたいことだ」
紅林さんは大人らしく余裕の笑みを見せた。
「そんなに私甘えていいんですか?彼女でも家族でもないのに...」
「そう言われればそうかもしれないが、彼女になるかもしれないだろ?」
「いやいや、私妊婦ですから」
私はブンブンと顔の前で手を振った。

