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曖昧☆Bboys
第55章 third love
見上げると端正な顔立ちの紅林さんは優しい目で私を見つめている。
「紅林さん…」
こんな風に抱き寄せられ気持ちが高ぶる。
紅林さんとはもうずっと曖昧な関係。
私が心を開いたら先に進むのかもしない。
「美咲さん…」
顎を持ち上げられ顔が近付く。
私達はとうとう唇が重なった。
ああ、なんて優しいキス。
久しぶりのときめきと優しく安堵できるキス。
次第に甘く絡まり合う舌。
決して熱烈ではないがゆっくり心が身体が解けていくようなキスだ。