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私の逆ハー性活
第4章 龍太郎の愛
濡れたままの体も、毛先からどんどん雫を落とす髪の毛も放置し、不安げな瞳を揺らす。
そんな璃子の髪を、着替えが終わると龍太郎は、自身が使っていたタオルで拭き始め。
「俺の事は心配いらないよ」
「……本当に?」
「本当だよ。ありがとう、心配してくれて」
髪をぐしゃぐしゃにかき乱す璃子に対し、穏やかに目を細めた。
「そういう璃子さんの優しいとこも、好きだよ。……昔からね?」
「っ〜〜」
ふいにそんな風な事を言われると、ドキドキしてしまうからやめて欲しい……。
やっぱり龍ちゃんは、……年下と思えないぐらいに、大人。
こんな事で照れて、俯いてしまう私より遥かに……。
「ほら、璃子さんも着替えて」
「う、うん……」
髪を乾かして貰いながら急かされると、璃子はそのまま頷いた。