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私の逆ハー性活
第4章 龍太郎の愛
……夢みたい。
本当にこの家から逃げれるの……?
外に出るのは、約一カ月振り。
……嬉しくてたまらない……。
璃子は外に出る事を想像して、ふふっと頬を緩ませた。
そしてその間に着替え終わると、龍太郎の待つリビングへと向かう。
まだ髪が半乾きの龍太郎は、リビングに上機嫌で入ってきた璃子を見ると、すぐに話し掛けた。
「……璃子さん、この家を出る前にもう一度だけキスして良い?」
「えっ……キス……?」
その言葉に一瞬戸惑うも、今まで何度もしてきたキスを断る選択肢が璃子の頭には浮かんでこず。
「……良いよ」
リビングに立ったまま、頷いた。
すると龍太郎が目の前まで歩み寄ってきて、……璃子の唇に口付ける。
……これまで何度もされたキス。
だけどこれで最後。
そう思うと、龍太郎から口内に舌を侵入されても、璃子は拒もうとしなかった。