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私の逆ハー性活
第4章 龍太郎の愛



両肩を掴まれたまま、口内を舌で探られると。



「んっ……」




目を閉じ、吐息を漏らしながら、自身も一生懸命龍太郎の舌へ舌を絡ませようとする。




……どうしちゃったんだろう、私……。


嫌じゃない。




龍ちゃんが逃がそうとしてくれているから……?



もしかして……私、龍ちゃんに惹かれてる……?







「っ……はあっ……」






龍太郎から唇を離されると、璃子は熱い息と火照った体をどうにかして欲しそうに、ウットリとした目で龍太郎を見つめた。



龍太郎はそんな璃子の視線に気づきながらも、辛そうに目をそらしながら。




「……行こう、璃子さん。玄関の鍵、開けるよ」




玄関へ向かって歩き出す。

後ろでは残念そうな表情をする璃子。





そのまま璃子は、黙って龍太郎の後を追うしかなかった。
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