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私の逆ハー性活
第4章 龍太郎の愛
「翔兄……何でこんな早く……」
「今日はバスケ部の練習は休みで、夏休みの講習会は午前中だけだったからね」
玄関の中に入り、靴を脱ぐと、翔は微笑んだまま続けて質問した。
「で、何してるのかって、聞いてるんだけど。……龍? もしかして、璃子ちゃんを逃がそうとしてたんじゃないよね?」
その瞳が笑っていない事を、璃子も龍太郎もだんだんと気づき始めていた。
その証拠にドアを閉め、鍵を掛けた後、翔が低い声で話すと。
「……悪い子にはお仕置きって、子供の頃から言ってるだろ?」
二人は、翔から狂気しか感じなかった。
それは翔の部屋に連れていかれると……更に思い知らされる事となる。