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私の逆ハー性活
第1章 はじまり
その言葉を聞いた途端、璃子の頭の中は真っ白になった。
……性奴隷? 本気で言ってるの?
嘘よね。からかわれてるんだよね? 私……。
そう現実を受け止める事が出来なかった。
しかし、目の前にある翔の歪んだ瞳を見ると、顔から血の気が引いていき、心も追い詰められるしかなくなる。
『どんな風に犯されたい?』
『いっ……いやぁぁぁ!』
さっきまで逃げるチャンスを伺おうと思っていた筈なのに、璃子は手錠を嵌めたまま必死で後ずさる。
すると、後ろに立っている夕に背中をぶつけ、たかと思うと夕の不機嫌そうな声が頭上から降ってきた。
『兄貴、やり過ぎ。璃子をいじめんな』
『あはは、ごめんごめん〜。ついいじめたくなっちゃって』
夕の言葉に翔が笑うと、そのまま夕は続ける。
『璃子、俺達は璃子に会いたくてこの家に連れて来た。……ごめんな?』
そしてしゃがむと、目に涙を溜めている璃子の頭を優しく撫でた。