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私の逆ハー性活
第6章 デート
***
「どこ行きたい?」
助手席に乗り込んだ途端、翔から尋ねられると、璃子は更に戸惑った。
……誰を選ぶか悩んでいたから、どこに行きたいかなんて全然考えてなかった……。
どうしよう……行きたいところと言われても、家以外はすぐに思いつかない。
「えっと……」
「考えてなかった?」
「……すいません」
運転席に座った翔がハンドルを握り、エンジンを掛けながら璃子の方へ視線を向けると、璃子は申し訳なさそうに頭を下げる。
そんな璃子に柔らかく微笑むと、翔は璃子の頭を撫で。
「じゃあ……俺の行きたいところに連れてっても良い?」
静かに頷く璃子を確認すると、「よし、じゃあ行こう」とまたニコニコし、車を発車させた。