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私の逆ハー性活
第6章 デート
これから何処へ向かおうとしているのかより、今いる場所が何処なのかという事の方が気になり、璃子は助手席に座ったままチラチラと視線を動かす。
どんどん過ぎていく景色を見るだけではここが何処なのか分からないが、初めて一軒家から出たことは璃子にとって大きかった。
また翔から話し掛けられると、一瞬探っている事に気づかれたのかとドキッとしたが……。
「……そういえば龍の事だけど。一週間璃子ちゃんのお世話させない事にしたから」
「……えっ?」
翔の話を聞くと、ドキドキと鼓動が速さを増す。
……お世話させないって、どうして……?
もしかして昨日のせい?
龍ちゃんが私を逃がそうとしたから……?