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私の逆ハー性活
第6章 デート
璃子は翔の方へ顔を向けると、恐る恐る口を開く。
「……どうして……」
「また逃がそうとされたら困るからだよ。……それと、……璃子ちゃんを龍に取られたくないから」
そう返事が返ってきた途端、翔から手を繋がれると胸がキュンとした。
指同士が絡むように、 ベンチシートの上で繋がった璃子の右手と翔の左手。
翔の暖かい体温に突然触れた事にもだが、その不意打ちとも取れる言葉に璃子は体温を上昇させ、頬まで紅潮させる。
そんな璃子をクスッと笑い、
「今キスしたいって思ったでしょ? まだ明るいから後でね?」
「っ……別に、したいなんて思ってません!」
余裕な態度で翔が話し掛けると、璃子はますます照れて翔から顔を背けた。