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私の逆ハー性活
第6章 デート
「んっ……」
反射的に目を閉じている間、塞いでいた唇を舌でこじ開けられ、ぬるついた舌が侵入してくる。
手を繋いだまま、舌に吸い付かれたり、舌を絡められると鼻孔から勝手に熱い吐息が漏れた。
「……ふっ……んう……」
真昼間から車内でキスをするなんて……。
対向車や後車に乗っている人にでも見られたらと思うと、ハラハラしながらも刺激的なこの状況に興奮してしまう。
ちゅくちゅくと水音を響かせ、濃厚な口付けに翻弄されながら、キュンと子宮が疼く。
「んっ……っ……ん、んっ……」
何度も角度を変え、互いの唾液で濡れた唇を啄ばまれると、次第に口付けを受け入れるようになった。
繋いでいる手をぎゅっと握りしめ、強張っていた肩から力を抜く。
そのまま翔が名残り押しそうに唇を離すと、ゆっくり目を開き、トロンとした瞳で翔の顔を見つめた。
「……信号、青になっちゃった」
翔もウットリとした瞳で璃子の顔を見つめながらそう言うと、璃子の方へ乗り出していた体を前へ向け直し、何事もなかったかのようにまた発車させる。
車内は静まり返り、しばらくはどちら共話さない状態が続いた。