この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
私の逆ハー性活
第1章 はじまり
『愛してる……?』
龍太郎の言葉に一瞬思考が停止する。
まさか自分がこの三人からずっと好意を寄せられていたなんて、信じられなかった。
三人が引っ越してからもう10年以上経っているのに、どうして私なんかが……。
いくら考えても、自分が愛される理由なんて思い付きそうにない。
……しかし、そんな自分を翔が面白そうに笑って話し掛けてくると、
『龍太郎の言うとおりだよ。璃子ちゃん、俺達の気持ち、受け止めてくれる?』
『受け止める……? って……』
璃子の前に並んで立った三人を、璃子はぼんやりと見つめた。
その時の三人の歪んだ瞳が、璃子の脳裏にくっきりと焼きつけられる事となろうとは。
……一カ月経った今も思い出す度、三人の支配から逃げ出す事が出来ないという事を強く思い知らされる。