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私の逆ハー性活
第7章 嫉妬
昨日翔さんを選んだことが気まずくて、あまり龍ちゃんの顔を見れない……。
龍ちゃんは普通にしてるけど……あまり気にしてないってこと?
「部屋の鍵、翔兄が昨日外してくれたんだ? 家の中は自由に生活出来るように。……良かったね」
「うん……ありがとう」
「外に出たから、この家の場所も大体特定出来たでしょ?」
「うん……」
龍太郎の言葉に頷くと、璃子は龍太郎の顔をそっと見る。
すると目が合い、すぐに後悔した。
「……デート楽しかった?」
寂しそうに笑う龍太郎。
……この顔をさせてしまったことも、この顔を見てしまったことも、全て翔を選んだ自分のせい。
それなのに……翔を選んだことだけは後悔したくないと思う自分がいた。