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私の逆ハー性活
第7章 嫉妬
***
龍太郎の部屋に連れこまれると璃子はドアに背中をつけ立ち尽くしたまま、龍太郎に恐る恐る尋ねた。
「龍ちゃん、どうしたの……?」
龍太郎はそんな璃子の方を振り向くと、低く呟く。
「……璃子さん、キスしようか」
その瞬間、返事をさせる暇も与えず璃子の唇を塞ぐ。
璃子の顎を指で持ち上げ、何度も角度を変えながら唇を啄ばみ、璃子の顔に悲痛な表情を浮かばせる。
「っ……んっ……」
龍太郎からのキスに息苦しくなった璃子は龍太郎の服の胸元を両手でギュッと握りしめながら、龍太郎のキスに翻弄されるしかなく。
龍太郎が璃子の口を舌でこじ開け、そのまま侵入させると、絡んでくる舌から逃げようとする。
「は、あっ……んうっ……」
唾液でぬるついた舌を龍太郎の舌に触れないよう動かし、龍太郎の胸を強く押す。
……だがそれもすぐに無駄だと思い知らされた。
「んっ、んーっ……」
舌に強く吸い付かれると、鼻孔から熱い吐息を漏らし、目の端に涙を溜める。
……そのままようやく唇が離された時には意識が朦朧とし、体温は熱があるかのように上昇していた。
「待って、龍ちゃん」
……どうして急にこんな事を。そう不思議に思いながら話し掛けるも、龍太郎は冷たく璃子を見据え、再び強引に口付けてくる。