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私の逆ハー性活
第8章 ペットと彼女の狭間
「簡単に朝飯作ったから食べろ」
「あ、ありがとう……」
リビングのソファにドサッ座る夕に対し、お礼を言いながらキッチンテーブルの椅子に腰掛ける。
テーブルの上には一人分の朝食が用意されており、その光景に璃子は少しだけ不思議になった。
……あれ? 私の分だけ?
その為、夕に質問すると、
「夕君、翔さんと龍ちゃんは……?」
「兄貴は仕事。龍は高校の登校日」
そっけない返事が返ってくる。
……ということは、二人が帰ってくるまで今日は夕君と二人きりなんだ……。
朝食を食べながら、璃子はまた更に緊張し始めた。
その緊張は朝食を食べ終えるまで、ずっと緩む事がなかった。