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私の逆ハー性活
第9章 私の逆ハー性活




「翔が璃子ちゃんに出会わせてくれたのかもね」



その後ふふっと笑った皐月から、何だか誤魔化された気がしたが。

璃子はキョトンとしながら、皐月の顔を見つめる。




「……?」

「愛しくてたまらないな。そんな顔するところも」

「んっ……」





軽く頬に口付けられると、そのまま璃子は皐月の腰に回していた両手で、更にしがみつくようギュッと抱きついた。

……このまま皐月さんと離れたくない。

翔さんじゃなくて驚いたけど……皐月さんはやっぱり皐月さんで。




「璃子ちゃん、嘘ついた事怒ってるよね……? どうしたら許してくれるかな?」

「……そ、側にいてください……ずっと……」




ウットリとした瞳で皐月からの質問にそう答えると、皐月の胸に右頬がぺたりとくっつくように顔を寄せた。

……そして聞こえてくる皐月の鼓動にホッと安心する。

皐月も、




「側にいて良いの……?」

「はい……」





璃子から返ってきた返事にホッと安心したように、不安そうな表情を穏やかな笑顔に変えた。
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