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第10章 その後の逆ハー性活

今まで何回も皐月さんとしたのに……皐月さんを好きと意識してからドキドキが凄い。




「さ、つき、さん……ちょっと待って……お風呂に入ってから……」

「お風呂の前に一回抱く」




しどろもどろに話す璃子を容赦無いというように真顔で見つめたまま。

皐月がハッキリとした口調で言うと、璃子はツバをごくっと飲み込む。


そして降ってきた口付けに、すぐ唇を塞がれた。




「んっ……んんっ……」




何度も角度を変えながら啄ばむような口付けをされ、すぐに呼吸が乱れる。

皐月はそんな璃子を真剣に見下ろし、一度唇を離すと低く言い放つ。




「璃子ちゃん、二人きりになりたかったんでしょ？ 俺からいやらしい事されるの期待してた？」




その言葉に首を横に振るも。




「ち、ちが……」

「何が違うの？ 物欲しげな顔してるくせに。ほら、ちゃんとして欲しい事言わないと、このまま俺何もしてあげないよ？」





続けられる冷たい言葉を聞いて、急に皐月へすがりつきたくなった。