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私の逆ハー性活
第10章 その後の逆ハー性活



恐る恐る震える両手を皐月の首へ伸ばし、ギュッと抱きつくと、熱っぽい瞳の端に涙を溜め、唇を開く。




「皐月さんと二人きりになりたかったのは、こうして皐月さんにくっついていたかったからです……幸せです、私……だから……私の事、捨てないでください……」

「ちょっと待ってよ。誰が捨てるなんて言った……? 璃子ちゃんを捨てるわけないからね? というか……絶対逃がさないし」




ようやくいつものようにニコニコした皐月にホッとし、首に抱きついていた両手を離そうとした瞬間。

再び深く口付けられ、そのまま体を強く抱きしめられる。



「んうっ……んっ……ふぅんっ……」




璃子の口内をおかす皐月の舌。

そのせいで鼻孔から漏れる璃子の吐息。




付けっ放しの灯りで明るい部屋の中は、二人がお互いに唇を貪る水音が暫くの間響いていた。
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