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私の逆ハー性活
第1章 はじまり
一生服従なんて……本気で言ってるのか分からない言葉、聞いただけでゾッとする。
しかし翔なら本気で言いかねない。
「あっ、あっ、あっ……! っ……」
現にこうして腰を突き上げ、翔の欲望を咥え込む自分は、翔に服従している様なものでもある。
喉の奥から漏れる喘ぎ声は、ギシギシと軋むソファの上で揺さぶられる体と同じく、更なる高みへの快楽を求め。
その本能に逆らおうとする微かな理性が、両腕に力を振り絞らせて、どうにか翔の抽送から逃げようと前進させる。
それもたった数ミリレベルの事だが。
「あっ……はあっ……」
微塵も前へ進めなかった事に対し、璃子は黒革のソファカバーをキュッと両手で握り締めたまま絶望する。
そして、璃子の腰を両手で掴んでいる翔の他に、璃子を逃がすまいとしている男の方を朦朧とした目で見つめた。
璃子の下で仰向けに寝そべって、璃子の乳首を執拗に舐めしゃぶっている次男の夕(ゆう)を。
「……兄貴、璃子をいじめんなよ」
夕も翔と同じく、スーツと白シャツ姿で。
不機嫌そうに話しながらも、捲り上げられた服と上へズラされた下着から露わになり、重力で下がっている璃子の両胸をマイペースに堪能している。
クールで少し無愛想な性格とは裏腹にその愛撫は優しく、両手でぶつかり合う様に揉み込みながら、舌先でクニクニと乳首を捏ねたり、胸の膨らみごとちゅうっと強く吸う。
まるで赤ん坊が母乳を飲む様なその行為を目の当たりにして、璃子は羞恥心を込み上げた。
「ああっ……やっ、あっ、っう……夕君……やめてぇ……乳首吸っちゃやだぁ……」
目に涙をじんわりと溜めてお願いするも、夕は璃子の声が聞こえないかの様に無視し、乳首を強く吸ってチュポッと口内から出すと、
続けて今度はペロペロ、ペロペロ……と激しく交互に舐め始めた。
「……ああっ! はあんっ……あっ、あっ……そんな、エッチな事しちゃいやぁ……」
「ん、璃子……はあっ……声可愛い。もっと聞かせろよ」