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私の逆ハー性活
第3章 夕の愛
腰まで体を起こし、ベッドに座った状態。
そんな璃子にドアを開けるなり話し掛けたのは、
「璃子、起きた? 朝飯食おうぜ」
黒スーツ姿の夕。
何処からどう見ても営業マンな白のワイシャツに、紺色のネクタイ、腕時計を手首にはめた格好で、夕は返事をしない璃子へ近づいていく。
そしてすぐ璃子の手を掴み、強引に引っ張ると、そのままドアの方へせっかちに歩き出した。
「ほら、来いって。飯ちゃんと食べねーと」
「…………」
それでも璃子は無言だった。
今日の“飼育当番”が夕で、これから仕事だから急いでいるという事も知っているが。……昨日あんな風に抱かれて、素直にいう事を聞く気になれない。
そんな璃子に見兼ねて、夕は困ったようにはあっと息を吐くとドアの前で立ち止まった。
「…… 飯より先に、俺から抱かれたいの?」
その言葉は、璃子を従わせる為には十分だった。