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私の逆ハー性活
第3章 夕の愛
「夕君と何の約束をしたのか……教えて……?」
すると夕から返ってきた返事は言葉ではなく。……今までに見た事のない悲しそうな表情だった。
眉を下げ、今にも泣き出しそうな子供のように夕は璃子を見つめると、ベッドから降りて床に立ち上がる。
そして、感情の込められていない呆然とした瞳で、璃子を見つめた。
「……覚えてねーのかよ。覚えてんの、俺だけ……? 璃子が俺のことを愛してない事はよく分かった」
そんな夕の姿をベッドから見ながら璃子は、夕を怒らせてしまったという事だけ分かっていた。
これから何をされるのか、自分が何をしてしまったのかということも……すぐに思い知らされる事となった。