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私の逆ハー性活
第4章 龍太郎の愛
……離れ離れになっても、何故か私には男の子とまた会える自信があった。
何故なのかは分からないけど……それは、赤い糸とか運命やらの類な気がする。
『私、離れても大丈夫だよ。だって、私将来三人のお嫁さんになるんだもん。大きくなったら会いに行くよ』
『璃子……それ本気で言ってる?』
『うん。……ダメ? お嫁さんが私じゃ嫌?』
今度は私が男の子の顔を覗き込む。
断られるかもしれないと、不安な感情が瞳と表情に露われていた。
そして、その不安が的中すると、
『……ダメ。に決まってんだろ』
『っ……! な、何でぇ……』
じわりと目から涙を零す。
悲痛な表情を浮かべた男の子には気付かず、自分の事しか考えていなかった。
『だってさ……大人になった時に、どっちかが好きじゃなくなってたら、困るだろ?』
男の子がボソッと呟いた言葉を聞いて、ようやく男の子と自分の気持ちが一緒なんだという事を、知った。