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私の逆ハー性活
第4章 龍太郎の愛


額に滲んだ汗は頬を伝って、静かに湯船へと零れ落ちる。



……熱くて、頭がぼーっとする。

龍ちゃんが言う通り、早くお風呂から出ないとのぼせそう……。

けど、いつもと一緒なら……体を洗われるだけじゃ済まされない……。





「……自分で洗えるから……」





璃子はそう言って龍太郎の両手を腰から解こうと、龍太郎の両手へ手を伸ばすも。



龍太郎の両手は臍の前でガッチリと固く組まれ、ビクともしない。





それが璃子に、益々嫌な予感を与えさせる。





「……っ、」






後ろから突然肩へ口付けられると、その予感は確信へと変わった。



湯と璃子の汗の雫で、濡れた龍太郎の唇。




……がゆっくり開かれると、すぐに笑みの形へ変わる。





「やだな。今日の当番は俺なんだから、璃子さんの体を洗うのは俺だよ? いつも通り」

「ん、んーっ……」

「隅々まで、しっかりと洗ってあげるね」





そのまま龍太郎は恥ずかしがる璃子の首筋をペロッと舐めながら、璃子の口を右手で塞いだ。
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