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ドS執事は親友だった!?~past memory~
第3章 ~彩翔ノ正体(未來ガ見タモノ)~
そこには男性的な肉体はどこにもなく
丸みのおびた女性の肉体があった
ほんのり膨らんだ乳房
すらりと細い腕
太くなくかといってガリガリではない脚
きめ細やかな白い肌
とても彩翔さんとは思えなかった

……

「それで彩翔さんが出てきそうだったので…」

「慌てて浴場を飛び出して自分の部屋に戻ったと」

「はい…つぎの日…昨日お嬢様にお話しようと思ったんですけど やっぱり信じられなくて…遅くなって本当に申し訳ございません」

「未來が謝ることないわ その件については私1人でどうにかするから 他の使用人達…ましてや彩翔にこのことを言わないで」

「わかりました…」

「そういえば今日のスケジュールを教えてくれる?」

「あ はい!!本日は…」

「ありがとう 朝食も済んだことだし貴方は仕事につきなさい 私は部屋に戻って勉強しなきゃいけないし それに…彩翔のことも考えないとね」

「はい…食器は私がさげておきますね」

「…お願いするわ」

「(…本当に彩翔が…?)」
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