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貸出奴隷 裕美子
第7章 絵里と裕美子
美樹様の鞭はいつ終わるともなく続きました。私に優しくしてくださったばっかりに・・・
裕美子は絵里様に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。とてもそのまま見てはいられませんでした。
「裕美子。ちゃんと見てなさいって言ったでしょ。目をそらしたら、絵里の仕置きは始めからやり直しにするわよ」
「は、はぃ・・美樹様・・・」
思わず目をそむけていた私は、慌てて絵里様の方に向き直りました。
絵里様は打たれる度に悲鳴をあげながら、それでも何回かに1回、とぎれとぎれになっても、必ず「ありがとうございます」と言おうとなさいます。これほど厳しい鞭を受けながらも、「調教を感謝して受ける」ということを忘れてしまわない絵里様・・・裕美子は、ここでのご調教がどれほど徹底されているかを、改めて思い知りました。
「絵里、足をひろげなさい」
美樹様のご命令です。
「はぃ・・美樹様」
絵里様は、両手で宙吊りの状態のまま両足を左右に開きました。その姿勢を維持するだけでもどれほど辛いことでしょう。裕美子であれば、足を縛っていただかなければ、とてもそのままいられそうにありません。
裕美子がそんなことを考える間もなく、鞭が再開されます。美樹様は、絵里様が自分で開いている足の大腿部に、内側から正確に鞭を当てられます。
「ぎゃあっっ・・・」
身体の中でも、一番皮膚が柔らかい部分です。
「足を閉じない! 甘えるんじゃないわよ、絵里」
「は、はぃっ・・・申し訳ありません・・」
どこまでも厳しい美樹様・・・絵里様は歯を食いしばって、閉じかけてしまう足を、必死に開こうとされます。