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貸出奴隷 裕美子
第7章 絵里と裕美子
途中で耳をふさぎたくなるような、美樹様のお話しでした。恐ろしいお仕置き・・それを絵里様が私のせいで・・・
「早く終わるように裕美子が鞭を打つ、なんてことは考えないことね。裕美子が打った分はカウントしないし、裕美子が男に絵里を犯すように頼むのも認めない。自分のせいで絵里が苦しむのを、そこに正座してただ見てなさい。いいわね」
・・・もう、耐えられませんでした・・
「あぁ・・・美樹様・・・」
「ん? 何かしら」
「・・お・・・お願いです・・裕美子に・・・裕美子にお仕置きを・・してくださぃ・・・裕美子に・・厳しい・・お仕置きを・・・ですから・・絵里様を・・絵里様をお許しくださぃ・・」
「絵里の代わりに仕置きを受ける? 自分で何言ってるかわかってるのかしら。調教でいちいち気を失ってるような裕美子に耐えられるような仕置きじゃないわ」
美樹様は、裕美子の言ったことを蔑むように声をあげてお笑いになります。
「それに、私はそういう、奴隷同士の薄っぺらなかばい合いが大嫌いなの。せっかく勇気を出して言ったのに、残念だったわね」
「・・そんな・・・」
「・・裕美子さん・・・」
まだ続く嗚咽の中、絵里様が口を開かれました。
「・・いいの・・・これは私がお受けしなければならないお仕置き・・裕美子さんは・・何も言わないで・・」
「絵里様・・」
「奴隷同士のかばい合いは大嫌いだって言ってるでしょ。わからない奴隷達ね」