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貸出奴隷 裕美子
第7章 絵里と裕美子
絵里様と裕美子が向い合せに吊られた玄関ホールのわきには、さまざまな責め具が用意されました。何種類かの鞭、いくつかのタイプの浣腸器、浣腸の際に排泄を阻止するためのバルーン、何本もの蝋燭、ローターやバイブレーター・・・
「裕美子は知らないから教えてあげるわね。ここにこうやって奴隷が吊られているときは、その奴隷に誰が何をしてもかまわないことになってるの。ここにいる人間はそれをわかっているから、黙っていても何かしてくれる者もいるでしょうけれど、ただ黙って吊られていることは許さないからそのつもりで。私を責めてくださいと、一生懸命お願いするのよ。いいわね」
「・・はぃ・・・美樹様・・」
「少しは仕置きを進めてやるか」
ご主人様が、そう言われて鞭を手にされました。
(ご主人様に打っていただける・・)
それがどんなに厳しい鞭であったとしても、その時の私にはこの上ない悦びでした。
でも、ご主人様は、そんな儚い私の思いなどまったく知らないかのように、私の横を素通りして、絵里様のところにいかれました。どこまでも考えの甘い私でした・・・