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貸出奴隷 裕美子
第10章 5日目 ~絵里~
「絵里様、おはようございます」
私がそばまで行くと、裕美子さんが挨拶してきました。
「本日は絵里様が裕美子をご調教くださるとのこと。どうか裕美子を厳しく躾けてくださいませ。よろしくお願いいたします」
「私は裕美子さんと同じ奴隷の身だけど、今日は私が裕美子さんの主。きちんと言うことを聞いて、一日私についてきなさい。いいわね」
「はぃ、絵里様」
昨日、裕美子さんは祐二様にお手紙を書き、残り3日間をきっちりと過ごすと誓われたと聞きました。ですから改めて覚悟ができているのでしょう。ためらいや恐怖を表に出さない、良い挨拶でした。
「・・あの・・・絵里様・・」
「何かしら」
「最初からで大変申し訳ないのですが、お願いがございます・・」
「言ってごらんなさい」
「・・おトイレを・・・おトイレを使わせていただけないでしょうか。ダメでしたら洗面器の使用を・・お許しいただきたいのです・・・」
「出したいということかしら」
裕美子さんが、昨晩からずっとトイレを許されていないことはわかっていました。食事も水分も普通に与えられていましたから、トイレに行きたくなるのは当然です。
「・・はぃ・・・オシッコを・・・裕美子にオシッコをさせてくださぃ・・お願いします、絵里様・・」
「私は今ここに来たばかり。これから裕美子さんを調教してあげようというのに、まずは自分の欲求から? そんなことが奴隷に許されると思うのかしら」
「・・あぁ・・・も・・申し訳ありません・・・でも・・もぅ・・・漏れてしまいます・・」