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貸出奴隷 裕美子
第11章 6日目 ~美樹~

「剃り残しはないようね」
美樹様からの「合格」のお言葉です。こう言っていただけると、ここの奴隷はまずはホッとするのです。剃り残しが見つかったりすれば、それはそれは厳しいお仕置きが待っているのですから。
点検が終わると、美樹様は裕美子さんを地下室の奥のエリアに連れて行きました。天井に走る梁(はり)や滑車、床や周囲の壁にはそこかしこに縄をかけるための鉄の輪が設置されるなど、奴隷に対してどのような責めも行うことのできる場所です。美樹様は、壁に掛けられているたくさんの責め具の中から、麻縄を手にとられました。
「正座して手を背中に組みなさい」
「はぃ・・美樹様」
四つん這いでここまで歩いてきた裕美子さんが、ご命令通りの姿勢を取ります。美樹様は後手の手首を括った縄を裕美子さんの乳房の上下に回します。あとの責めで縄が緩むことのないよう、要所要所で縄留めがほどこされた厳しい縛りに、裕美子さんから声が漏れます。
「あぁ・・・」
裕美子さんの少し脂肪の乗った(すみません)肌に縄が食い込んでいきます。私が申し上げることでもありませんが、裕美子さんは本当に縄が良く似合います。「縛り絵」、とでも言うのでしょうか、奴隷の私が見ても、美しい姿です。

